多くのクリーニング店は工場に取り次ぎするだけ


日本全体で11万件近くもあるクリーニング店ですが、実は3通りのお店に分けられることをご存知でしょうか?クリーニング店の種類と、そのやり方をお伝えします。

 

クリーニング店で最も多いタイプは?

街中至るところで見かけるクリーニング店ですが、実はその多くは「取次店」と呼ばれるお店です。

クリーニング店は、次の2つの形態に分けられます。

・自家洗いの店
・取次店

自家洗いの店は、国家資格である「クリーニング師」の資格を取得した後、機材を購入して初めて開業となります。

取次店はフランチャイズされている店が多く、本部と契約して加盟すれば、講習を受けた後にすぐに開業できます。そのため、新規にクリーニングを始める場合は、取次店が多いとされています。

それでは、具体的に2つの形態をご説明しましょう。

 

自店で洗濯をする自家洗いの店

自家洗いの店は、店舗で衣類を受け取ると、その場で洗濯処理に入ります。

受付の人も洗濯行程が分かることが多いので、シミ抜きや汚れ落としの可否など、細かく相談ができます。
相談の上、「衣類の風合いを保つために、汚れ落としはある程度でOK」と言った調整もできます。

クリーニングをする場所は、店舗内にある場合もあれば、工場が併設されている場合もあります。

洗濯、乾燥、アイロン、検品を行い、衣類が返却となります。

 

提携工場で洗濯する取次店

取次店は、自店で洗濯を行ないません。衣類の受け取り、一時保管、引き渡しを行ないます。
受け付けた衣類は、工場へ取り次ぎ、洗濯を行なうのです。

自社で工場を持っている場合もあれば、外注で工場と提携している場合もあります。

大型工場で効率的に洗濯処理を行なうことが多いので、クリーニング代金が自家洗いの店に比べて、安いことが多いです。
そして洗濯後は、衣類は取次店へ送られて、お客さんに返却となります。

自店で洗濯施設を用意する必要がないので、比較的開業しやすいのが特徴です。

街中に数多くあるクリーニング店が、取次店であるのもこのためです。

 

取次店と宅配クリーニングは同じ形態?

ここまで読んできて、「あれ?」と感じた方もいらっしゃるでしょう。

取次店のやり方は、宅配クリーニングと同じなのです。

宅配クリーニングは、「取次店」としての実店舗を持たない代わりに、提携宅配業者が衣類を集荷します。
そして工場で洗濯し、再び宅配業者によって、自宅に届けられるというわけです。
宅配クリーニングの場合は、服を持ち込む手間がかからなかったり、都合の良い時間に受け取れたりと、さらに利便性が高まった形態となっています。